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G20と消費税。

更新日:2019/07/01

先週末、大阪で一大イベントが行われました。
爺20、もといG20大阪サミット。

サミットって、元々先進国首脳会議と称され、
もっと小さい枠組みというイメージを持ってましたが、
G20で規模は大幅に拡大。今回の大阪では特にそうでした。

おかげで開催日前後の大阪各地は大わらわ。
G7やG8級であれば過去に日本国内での開催も
経験しているのでしょうが、今回はその3倍?
しかも大阪にこれだけの要人をお迎えするのは
ひょっとするとAPEC’95以来かも知れません。

高速道路の交通規制や、その影響が一般道へも
及ぶと予想され、昼のお弁当が配達されないなど
普段なかなか味わえない非日常も体験しました。

当社は堺市の臨海部に位置するため、影響を
かなり懸念しましたが、車移動は逆にガラガラ。

正直、肩すかしをくらった印象です。

ちなみに、今回の参加国は以下の通りでした。

G7(フランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・
日本・イタリア・カナダ・欧州連合〔EU〕)のほか、

アルゼンチン・オーストラリア・ブラジル・中国・
インド・インドネシア・メキシコ・韓国・ロシア・
サウジアラビア・南ア・トルコという新興12か国。

加えて、オランダ、シンガポール、スペイン、
ベトナム、ASEAN議長国(タイ)、AU議長国(エジプト)、
チリ(APEC議長国)、セネガル(NEPAD議長国)、
国連(UN)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、
世界貿易機関(WTO)、国際労働機関(ILO)、
金融安定理事会(FSB)、経済協力開発機構(OECD)、
アジア開発銀行(ADB)、世界保健機関(WHO)
という招待国・国際機関で、合わせて37に及びます。

そら、さすがにG7級とは比較にならん規模です。

加盟国の総人口は全世界の3分の2に相当し
貿易額は8割、GDPは9割に達するのだそう。

それだけの関係者が集まる国際会議の議長国を
日本が、しかも我々の地元大阪で担うのだから
大変名誉なことです。

加えて、金融・世界経済に関する首脳会合も。

ぶっちゃけ、日本が消費増税に踏み切ると
確実に景気は悪化します。日本は負債云々で
増税に舵を切ろうとしていますが、IMFは
日本の場合は資産もあるので心配ないと
お墨付きを与えてくれています。

それなのに…何故に今、増税?

現政権の強みは、経済と外交です。
この点は過去のどんな政権よりも強力でしょう。


ですが、増税すると個人消費が落ち込み、
政権への不満が強まります。結果的に
「お灸をすえる」形で選挙に敗れ、国が混乱する。
当然ながら外交面でのプレゼンスも低下し
周辺国からの圧力にも屈する。良いことなしです。

日本の国力が低下することを心底望んでいる、

そんな連中が国内にいるのは本当に残念ですが…。

直近発表されたGDP速報値や月例経済報告、
そして続くGDP確定値や日銀短観が指標として
注目されるのでしょうが、そんなことよりも
折角各国の要人が日本に来るのだから、
余計なことはするな!と止めてもらいたい。

願いは、ただその一点です。

今回のG20サミットで各国関係者が非公式にでも進言され

結果として消費増税が実行されないことを切に願います。

この一週間が正念場ですね。本当に。

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