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JAPAN日本2019。(カテゴリー: 月刊社長ブログ)
更新日:2019/10/28
白状します。俗にいう、にわかファンです。
昨夜もビール片手にテレビ観戦しました。
横浜での準決勝、ウェールズvs南アフリカ。
いやー、面白かったです。マジで。
いまだにルールはよく分かりませんけどね。
快進撃の日本代表がベスト8で敗れて以降、
残念ながら報道での扱いは減りつつありますが、
それでも決勝トーナメント。いわば天上決戦です。
むしろ、ここからが本番なのでしょう。けれど…
下馬評の低かった本大会が、ここまで面白いとは。
日本代表の大活躍で脚光を浴び、ラグビーという
ゲームの楽しさに多くの人が気づいたお陰です。
たとえ自分はつぶされてもボールを仲間に託し、
ゴールを目指す。ラグビーでよく用いられる
「犠牲」という表現、上手く言えないけど
日本人のメンタリティーに合ってる気がします。
そして迎えた昨夜の準決勝第2試合。
日本が全く歯が立たなかった南アフリカに
ウェールズはどう対抗するのだろうか?
そういう見方が出来るのもある意味幸せ。
ヒリヒリするような試合展開にワクワクし、
正確無比なキックを決めた南アフリカが
イングランドの待つ決勝に駒を進めました。
4年に一度じゃない。
一生に一度だ。
-ONCE IN A LIFETIME-
ラグビーワールドカップの公式サイトに
表記されているフレーズですが、まさにそう!
決勝戦は、くしくも私の誕生日。
たまたまというか全くの偶然なのですが、
日本を破った南アフリカには決勝戦で
イングランドを破って欲しいと思います。
けれど、これまで全く関心を持ってなかった
ラグビーという競技。来月で50歳となる私に
まだまだ世界には楽しいことが沢山あるよと
教えてくれたことが最高の贈り物なのかも。
自国で最高峰の試合を生で見られる幸せ。
昼間や深夜に試合は行われませんからね。
スタジアムに入れるチケットはなくとも、
残りの試合を大いに楽しみたいと思います。
ユーズドインジャパン。(カテゴリー: 月刊社長ブログ)
更新日:2019/09/25
私事ながら、息子が今年の春から吹奏楽を始めました。
意外と楽しいようで、本人も卒業までは続ける意向。
半年もてば楽器を買う約束をしていたこともあって、
消費増税前の先週末、楽器店へ足を運んできました。
沢山並ぶ新品の楽器。値段的にはピンからキリまで
あるようですが、素人目にはサッパリ分かりません。
でも防音室で吹かせてもらって、ひとつ選びました。
余談ですが、初心者が高い楽器を上手く鳴らすのは、
簡単なことではないようです。入門用はそのためのもの。
コレでいいんちゃう?
そう言いかけたときに、ふと思い出しました。
同じ品番の中古楽器、たしかさっき見たよなー。
でもって、それを手にしてもう一度防音室へ。
いざ吹いてみると…新品よりもいい音が鳴る。
何故か息子も中古楽器の方が吹きやすいという。
ユーズドでも楽器店のメンテナンスが入ってるので
信頼性は◎。キズもほぼなく、多分言われないと
中古品とは気がつかないほど良質なものでした。
ユーズドインジャパン、恐るべし。
我々はメイドインジャパンのものづくりが日本の
誇りだと考えてきましたが、長く使い続ける道具には
もう一つの「インジャパン」があると分かりました。
テレビでも、建設用重機のオークションを取材して
日本製でかつ日本で使われてきた重機を海外からの
バイヤーが次々に落札していく様子を報じてました。
ユーズドインジャパンはもはやひとつのブランド。
日本で丁寧に扱われ、メンテナンスもされている。
中古品とはいえ、即戦力という点ではほぼ新品並。
しかも価格は格安というのだから売れるハズです。
ユーズドインジャパン。なんか誇らしい響きですね。
代行サービス。(カテゴリー: 月刊社長ブログ)
更新日:2019/08/10
言葉の意味を調べますと…個人や企業に代って、
その仕事や業務の一部を実施するサービス業の一つ。
依頼者には経費の削減や業務の効率化をはかる有効な
手段の一つと認められるようになり、労働力不足も
大きく影響して、1975年頃から市場が拡大してきている。
と記されていました。
すっかり当たり前になってしまった感のある引越代行サービス、
時間的に余裕がない場合の家事代行サービス、
企業が電話受付や事務作業をアウトソースするケースなども
それに該当するでしょう。私もお酒を飲んだ後で自分の
クルマに乗るときは、運転代行サービスに依頼しています。
当然ながら有料なのですが、その分メリットがあると考えてのことです。
中には、プロポーズ代行サービスや退職代行サービスなんてのもあり、
ついにここまできたか…という気がしないでもありません。
この2つは、一時的にそれが遂行できないとか、
物理的に実行することが困難であるとかではありませんから。
本来ご自身でやるべきことに自信がない。出来ればやりたくない。
なのでオカネを出して業者に頼む。
けれど、たとえそれで上手くいったとして心から満足できますかね。
スッキリしない感覚が一生残るのではないかと危惧します。
そういう意味では行き過ぎたサービスだと言わざるを得ません。
儲かれば何でもいいと考えるサービス提供者がいるのは
誠に嘆かわしいことです。
墓参り代行サービスなどは高齢者向けにかなり定着しているようですが、
遠方にある墓の守が大変なのは想像に難くありません。出来ることなら
自分で対応したいと考える高齢者も多くいらっしゃるとは思うのですが、
なかなか簡単にいかないのが現実。ご先祖様に申し訳ない。
ご近所にも顔向けできない。なので、業者に依頼する。
プロの技で草を払い、石を磨き、花を換え、線香に火をともす。
そして依頼者に代わり心を込めてお参りする。それによって
依頼者が後ろめたい思いから少しでも解放されるなら、
遠方に暮らす高齢者に限り、このサービスはアリな気もします。
気がつけは、もうすぐお盆…。
日本中がご先祖様の御霊をお迎えする準備をする時期です。
幸い我が家のお墓は住まいからも近く、まだ身体も余裕で動けるので、
時間を見つけて足を運ぼうと思っています。
自分でやるからこそ得られるスッキリ感は、
代行サービスのそれとは全く異なるものです。
今の世に生かされていることを感謝しながら、
ご先祖様を供養する時間を家族とともに楽しみたいと思います。
日中の暑さと朝夕のやぶ蚊がなければ、まだいくらか快適なのですが。。。
G20と消費税。(カテゴリー: 月刊社長ブログ)
更新日:2019/07/01
先週末、大阪で一大イベントが行われました。
爺20、もといG20大阪サミット。
サミットって、元々先進国首脳会議と称され、
もっと小さい枠組みというイメージを持ってましたが、
G20で規模は大幅に拡大。今回の大阪では特にそうでした。
おかげで開催日前後の大阪各地は大わらわ。
G7やG8級であれば過去に日本国内での開催も
経験しているのでしょうが、今回はその3倍?
しかも大阪にこれだけの要人をお迎えするのは
ひょっとするとAPEC’95以来かも知れません。
高速道路の交通規制や、その影響が一般道へも
及ぶと予想され、昼のお弁当が配達されないなど
普段なかなか味わえない非日常も体験しました。
当社は堺市の臨海部に位置するため、影響を
かなり懸念しましたが、車移動は逆にガラガラ。
正直、肩すかしをくらった印象です。
ちなみに、今回の参加国は以下の通りでした。
G7(フランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・
日本・イタリア・カナダ・欧州連合〔EU〕)のほか、
アルゼンチン・オーストラリア・ブラジル・中国・
インド・インドネシア・メキシコ・韓国・ロシア・
サウジアラビア・南ア・トルコという新興12か国。
加えて、オランダ、シンガポール、スペイン、
ベトナム、ASEAN議長国(タイ)、AU議長国(エジプト)、
チリ(APEC議長国)、セネガル(NEPAD議長国)、
国連(UN)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、
世界貿易機関(WTO)、国際労働機関(ILO)、
金融安定理事会(FSB)、経済協力開発機構(OECD)、
アジア開発銀行(ADB)、世界保健機関(WHO)
という招待国・国際機関で、合わせて37に及びます。
そら、さすがにG7級とは比較にならん規模です。
加盟国の総人口は全世界の3分の2に相当し
貿易額は8割、GDPは9割に達するのだそう。
それだけの関係者が集まる国際会議の議長国を
日本が、しかも我々の地元大阪で担うのだから
大変名誉なことです。
加えて、金融・世界経済に関する首脳会合も。
ぶっちゃけ、日本が消費増税に踏み切ると
確実に景気は悪化します。日本は負債云々で
増税に舵を切ろうとしていますが、IMFは
日本の場合は資産もあるので心配ないと
お墨付きを与えてくれています。
それなのに…何故に今、増税?
現政権の強みは、経済と外交です。
この点は過去のどんな政権よりも強力でしょう。
ですが、増税すると個人消費が落ち込み、
政権への不満が強まります。結果的に
「お灸をすえる」形で選挙に敗れ、国が混乱する。
当然ながら外交面でのプレゼンスも低下し
周辺国からの圧力にも屈する。良いことなしです。
日本の国力が低下することを心底望んでいる、
そんな連中が国内にいるのは本当に残念ですが…。
直近発表されたGDP速報値や月例経済報告、
そして続くGDP確定値や日銀短観が指標として
注目されるのでしょうが、そんなことよりも
折角各国の要人が日本に来るのだから、
余計なことはするな!と止めてもらいたい。
願いは、ただその一点です。
今回のG20サミットで各国関係者が非公式にでも進言され
結果として消費増税が実行されないことを切に願います。
この一週間が正念場ですね。本当に。
お隣さん。(カテゴリー: 月刊社長ブログ)
更新日:2019/06/17
先週末、業界団体の集まりで台湾へ行ってました。
ホルムズ海峡で日本のタンカーが攻撃を受けた最中です。
米中の貿易戦争やら、香港でのデモやらでキナ臭い雰囲気。
大阪の玄関口である関空でもG20を控えているせいか
いつもより警備の人数が多く物々しいように感じました。
そもそも、日本が国境を接する隣国って何カ国あるのでしょう?
日本は島国なのでイメージしにくいですが7つあるそうです。
西から順に時計回りでたどると、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、
アメリカ、フィリピン、そして台湾。
1つの中国という考えを尊重してか
台湾を国とは呼ばずに地域と位置付ける。
そんな「配慮」が一部にはあるようですが、
台湾は独立した「国」だと私は認識しています。
独自の法律があり、通貨があり、
選挙によって国家元首が選ばれる。
法を守らなかったり、通貨を偽造したり、
一党独裁の政権が長年好き放題に振る舞う。
どちらが「国」として正しいかは明らかです。
最近では台湾も中国に対する強硬姿勢を見せています。
海洋進出の野望に熱をあげる中国への牽制とも
とられますが、その背景にはアメリカとの関係強化が
きっとあるのでしょう。最近では韓国があっち側へ
行ってしまったのでアメリカも、そして日本も
同盟関係を見直すべき時期に来ている…
そんな気がしています。
現地の台湾人に中国への印象についても質問しました。
結論。全くもって良いイメージを抱いてませんでした。
全然違うし、一緒にされたくない。それほどの勢いです。
日本人の感覚からすると、日本と中国の間にある台湾。
中華民国という名称も、話す言葉や食事などの文化も、
中国本土のそれと概ね同じように思いがちですが、
実は日本との(物理的なものでない)距離の方が近いのだとか。
事実、台湾は九州より一回り小さいぐらいの島で、
人口は日本のおよそ5分の1ほどらしいのですが、
年間の観光客の人数は日本から台湾へは約200万人。
その逆はなんと400万人にもおよぶのだそう。
いかに親日国なのかが分かります。
本当は、日本は海に囲まれた資源豊かな国です。
国土面積こそ平凡ながらも、国土とEEZ(排他的経済水域)を
合算した面積順位は世界第9位。海岸線の総延長は同第6位。
EEZの下にある海水の容積では同第4位です。
まさに伸びしろいっぱいの将来が楽しみな国です。
だからこそ、隣国がちょっかいを出してくるのでしょう。
残念ながら、いかに頑張ってもお隣さんだけは選べません。
出来れば仲良くしたいけど、話の通じない隣人とは
仲良く出来ません。遠方の知人でもウマの合う人の方が
よほど一緒にいて楽しい。国同士の関係も同じだと思います。
フィリピン、インドネシア、タイ、パラオ、シンガポール、
ミャンマー、ベトナム、モンゴル、パキスタン、ブータン、
フィンランド、マレーシア、マケドニア、ウズベキスタン、
インド、モロッコ、エジプト、トルコ、台湾、ブラジル、
イラン、カンボジア、ポーランド、イスラエルなどなど。
中にはちょっと遠くてイメージしにくい国もあるけれど、
おつき合いするのなら、親日の国を選びたいものです。
反日国家は、「お前のこと嫌い」と絡んでくる隣人と同じ。
しかも、有害物質やゴミが空気や水とともに流れてくる。
単にお隣さんだからといって、仲良く出来ないのは
至極当たり前のことでないでしょうか。
個人宅のように、引っ越せないのが悩ましいところ。
日本はとても恵まれた素晴らしい国だと思いますが、
この一点だけは、恵まれませんでした。残念ながら。
世界遺産って言われても…。(カテゴリー: 月刊社長ブログ)
更新日:2019/05/19
さて、これは何が写っている写真でしょうか?
JRと南海電鉄とが交差する三国ヶ丘駅が手前に見えてます。
大阪の旧国名は、摂津、河内、和泉。その境界にあるのが堺。
そして、そこにある丘。三国ヶ丘の由来なのかも知れません。
撮影場所は当社の属する大阪・堺の市役所21F展望ロビー。
でもって、こんもり見えるのが世界最大級のお墓です。
違う角度からの航空写真だとこんな感じ。
私が子どもの頃には教科書などで仁徳天皇陵と習いました。
実は明確な証拠がないことから、大仙古墳とも呼ばれます。
ちなみに、公園を挟んで左下にあるのが履中天皇陵です。
こちらはおそらく確証があるのでしょう。いずれにしても
俗にいう前方後円墳で、いかにも「ザ・古墳」という形状。
当社が認証を受けている堺技衆のデザインにも
取り入れられるほど地元ではベタな形です。実際は
前円後方型に描かれることが多いのですが、そこはご愛敬。
地元では単に「御陵」と呼ばれ親しまれています。
それがこの度、ユネスコの諮問機関イコモスから
世界文化遺産登録の勧告を得て、ほぼ世界遺産に
内定したようです。「百舌鳥・古市古墳群」として。
地元企業の一員としては喜ぶべきなのでしょうが、
正直申し上げると複雑です。世界遺産って何なん?
平成から令和への改元を経た今年の大型連休。
いつも以上に長い休みながらもテレビの前に陣取り、
日本人であることを意識した人も多かったことでしょう。
滅びた国王の陵墓であるなら「遺産」かも知れませんが、
日本の御陵は今なお続く王朝のご先祖が眠る大切な場所。
世界遺産の登録によって観光客を呼び込もうなど
商魂たくましいなどという話ではなく、恥ずかしいレベル。
ユネスコごときにお墨付きをもらわなくとも、我々には
現王朝の古い陵墓は身近な存在であり尊い場所なのです。
ユネスコって、たしか2015年10月に中国が申請した
「南京大虐殺文書」を記憶遺産に登録した組織でしょう。
申請内容を大して吟味もせずに、ロビー活動などなどで
いいように取り込まれ、日本にとっては屈辱的なほど
自国の歴史を歪められた、最悪の活動を助ける機関なのです。
もうそろそろ世界遺産登録を有り難がるのはやめにして、
我々自身がその価値に気付いたものを、どう発信すべきか
それを真剣に考える時機がきているように強く思います。
世界に認められるのは嬉しいけれど、それとこれとは
ちょっと違うな~と感じる今回の登録内定です。
平成から令和へ。(カテゴリー: 月刊社長ブログ)
更新日:2019/04/25
平成の世もいよいよ残り数日となりました。
この元号とも30年をこえる付きあいですので、
一抹の寂しさを感じないと言えば嘘になります。
(年号…という表現を使う場合もありますが、改元を
目前に控えているので元号の方を用いています。)
「西暦だけあればコト足りるのに、元号なんて面倒。
いっそのことない方が合理的なんとちゃうの?」
以前はそんなことを考えたりもしていました。
ですが、今は違います。「元号って楽しい」。
現代において元号を使っている国は日本だけです。
古くは大陸から伝えられたものではありますが、
もはや日本独自の文化といっていいでしょう。
元号の優れている点は以下の2つに集約されます。
1)その国が独立していることの証し
天文学が未熟な時代は天体を観測しようにも十分な
ノウハウがありません。そのため暦をもたない国は
いつ種まきをするのか、いつ収穫をするのか、
農作業の基本的なことさえ有力な隣国(大陸)に
すっかり依存していました。つまり他国の暦を
まんま用いていたということです。日本では
第21代雄略天皇の頃に「それでは国がダメになる」と
大陸との関係を見直し、独自の道を歩み出しました。
かなしいかな元号を廃止した国はすべて滅びましたが、
日本は今なお独立国であり続けています。
2)元号はある方が便利
一番最初の元号は大化。645年が大化の改新だと
幼少期の学校で習った人も多いことでしょう。
日本で最初の貨幣とされる和同開珎は708年。
応仁の乱は1467年の始まり。実際には11年続きました。
明治維新は1868年から。終了時期には諸説ありますが
大体あの頃ね…とその時代へジャンプすることができます。
お陰様で私ももうじき半世紀を生きたことになりますが、
祖父が大正世代だとか、祖母が昭和一桁だとかは
昔からよく耳にしていました。お若い人にとっては
平成の歌姫・安室奈美恵と聞けばお分かりでしょうか。
元号って面白いもんだなと感じる所以です。それでも、
元号なんて要らない!と言う人、多分いるでしょうね。
計算が面倒とか、西暦だけで十分間に合うとか…。
そんな人たちに対して、私はこう告げています。
リポビタンDの大正製薬も、乳業やチョコレートの明治も、
福沢諭吉の慶應義塾大学も、テレビの平成教育委員会も
元禄寿司や養老乃瀧も多分生まれなかったことでしょう。
そう考えると、ちょっとさびしい。
また、元号と西暦の両建てでの生活に不便を感じるなら、
ひらがな、カタカナ、漢字を使い分ける日本語の習得にも
相当苦労するはず。けれど実際はそうでもないですから。
日本人の器用さはこんなところで培われたのかも?
ひとつの時代が終わりを告げ、また新しい時代が幕を開ける。
本来であれば天皇陛下が崩御なされ、悲しみとともに
新しい歩みを始める筈のところが、今回はまさに特別。
御譲位によってとても楽しい1ヶ月を過ごせています。
来るべき令和の時代にはどんなことが待っているのでしょう。
新しい時代が始まるのに合わせて、当社もこれまでとは
また違った取り組みを始めたいと思っています。
平成、ありがとう。
令和、よろしくね。
初心。(カテゴリー: 月刊社長ブログ)
更新日:2019/03/25
当社の所在地である堺市には、独自の伝統的価値観があります。
認知度は低いかも知れませんが、「モノのはじまり、みな堺」と
堺の人々が口にするように、我々の生活を豊かにするモノが
堺からいろいろと生み出されてきました。
傘、鉄砲、自転車、線香、金魚など。
馴染み深いものやそうでないものもあるでしょうが、
堺のものづくりが地域に及ぼす影響は小さくないようです。
そこで生まれたのが堺ブランド「堺技衆」。
当社は2016年からこの認証を受けていますが、
有効期間が3年間なので、今年また更新を申請しました。
そして、先日新しい認証状をめでたく受けとりました。
その後、新たにこのブランドに加わる企業8社とともに
交流会に参加した席でのこと。
新規認証企業が自己紹介を兼ねた自社のプレゼンを行うのですが、
堺に拠点を置きながら、いつかはこの堺ブランドに加わりたい。
今回それが実現してとても嬉しい。堺の価値を高めるお手伝いに
一役買いたい。口々にそういうコメントをされていました。
思えばたった3年前。私も同様に自社の業務内容や「堺技衆」に
寄せる思いを聴衆の面前でとうとうと述べました。本当です。
あれから3年。たったそれだけの時間しか経過していないのに
何か忘れていたことを思い出しました。若干日本語が変ですけど。
テレビなどで経済効果を分かりやすく説明される宮本勝浩先生が
「堺技衆」の関係者で、中締め挨拶のときこんなことを仰ったのです。
堺はものづくりの町ですが、アピールするのは下手かも知れません。
5年ほど前の統計になるけれど、ものづくり関連の数字を比較すると
大阪市が3兆4800億円、対する堺市は3兆5千億円で実は勝っている。
人口は大阪市の270万人に対して、堺市は84万人だから3倍以上の
人口比率になるらしい。ちなみに東大阪市は1兆円ほどだとか。
いかに堺市のものづくりが地域に根付き、日本経済を支えているか。
もっと堺からものづくりのエネルギーを発信して欲しい。
そのようなお話しでした。「初心忘るべからず」。
改めて、堺ブランドの名に恥じないものづくりを行うとともに
広く積極的な発信をしていかねばと決意を新たにした次第です。
記念日。(カテゴリー: 月刊社長ブログ)
更新日:2019/02/26
私ごとですが、一昨日両親の金婚式を祝う食事会を催しました。3家族で総勢11名。
ちなみに、私どもの身内では弟と交代で祝いごとの幹事役をまわしています。
今回は私の当番。季節の変わり目でもあり、例年この時季に流行るB型インフルエンザなど、
不測の事態も懸念しましたが、おかげ様で無事に終えることが出来ました。
同じ日に行われたのが、天皇陛下御在位三十年記念式典。
後になって知ったぐらい、全くの偶然です。中継を見られなかった分、
ネット動画を視聴しましたが、非常に荘厳でありながら温かくもあり、且つ微笑ましく、
とても良いものでした。司会の草野も上手かった。こういう場に招かれる機会があれば、
何があっても出席したいと思うのが日本国民の普通の感覚ではないかと思います。
けれど、最初からそういう場に身を置くことを喜ばない連中もいるらしい。
しかも、国会議員のバッジを付けていながら。本当に信じ難く、残念でなりません。
彼らの興味は、同日行われたもう一つの重大イベントにこそあるのでしょう。
沖縄で実施された県民投票。
名護市辺野古の埋め立て賛否を問うた結果、表向きは7割を超える約43万人が
反対の意思を示した…ということになっています。
この投開票日だけは何があっても譲れない。それが当初からの彼らの主張でした。
ひとまず賛否を問う中身はどうでもよい。少しでも、翌日の新聞紙面やテレビニュースで
天皇皇后両陛下の扱いを少なくしたい。記念すべきおめでたい日を台無しにしたい。
そういう邪な意図が見てとれます。
故に、普天間飛行場の移設・返還を一切語ることなく、単に辺野古に新基地は作らせない
という一点突破で、県民投票へと突き進んだのです。反日活動家たちが連日にわたって暗躍し、
基地問題の本質をすり替えてまで。
本当は新基地の建設ではなく、米軍基地の整理縮小という負担軽減につながることなのに。
反対派に有利となるなら何でもアリという工作活動は、新聞やテレビは報じずとも
ネットを介して広まりました。
こんな県民投票に5億円もの費用が使われるのです。玉城デニー知事の責任は本当に大きい。
沖縄は日本から離れて違う国の傘下に入りたいと、自ら白状しているようにも見えます。
記念日というのは、本来祝うためにあるものです。
自分の主義・主張にそぐわないからといって、蔑ろにしたり、貶めようと考えるのは
下衆の極みがやること。「人の不幸は蜜の味」という嫌な言葉もありますけど、
そんなことで本当の幸せは訪れるでしょうか。
家族や友人の関係が、職場や地域の活動が、ひいては国や世界の在りようが、
将来にわたってより良いかたちで受け継がれていくことを願って、
記念日を祝いたいと私は思います。自分自身に直接関係のあることも、
そしてそうでないことも。日本という国に生まれたことを感謝しながら。
天皇皇后両陛下、御在位三十年おめでとうございます。
「日本国紀」とその副読本。(カテゴリー: 月刊社長ブログ)
更新日:2019/01/06
年末年始の休みを利用して読みました。
いつの日か、日本が日本でなくなる。
それほど、蝕まれつつあることが分かります。
学校の教科書でいかに間違った歴史を教えているかも。
それゆえ、アンチからのバッシングも相当あるらしい。
すべての日本人にとって、必読の書だと感じました。
我が家でも家族間で回し読みしていていますが、
子どもらには、「今はやめとけ!」と言ってます。
それほど、学校で教える内容とは大きく違います。
試験勉強を終え、文科省の呪縛から解放されれば
心置きなく読んでもらおうと思っています。
(以下、加筆した記述。)
なぜ、そこまで考える必要があるのか?
今年のセンター試験に出題された日本史の問題。
もはや、どこの国の歴史なのか分からないし、
日本の大学入試で扱うべき記述かどうかも疑わしい。
日本の歴史に対する誤った認識を助長する印象操作。
この国にもかなりの「スパイ」や「工作員」が
入り込んでる現実を考えさせられます。
本当に、この国の平和ボケは相当深刻です。
ひとりでも多くの国民に気づいて欲しい現実です。